83歳の現在も、当時の気骨さは健在だった。 先日、以前から気になっていた俳優・中村敦夫が福島原発で働く元原発技師の老人を演じる朗読劇「線量計が鳴る」のDVDを購入した。 この作品は老人が人生を振り返りながら、事故時の写真を交え、原発の危険性を訴えるものだ。 小中時代を福島県いわき市で過ごした本人が被災地を取材、脚本も書いたというだけにリアリティーがあり、なかなか胸に迫るものがあった。 中村といえば、1970年代に時代劇「木枯らし紋次郎」に主演し、一世を風靡。 1984年からキャスターとしてドキュメンタリー番組「地球発22時」(TBS系)にも出演した。 1987年10月には、自身の名前が冠につく…