●歌は、「我が園に梅の花散るひさかたの天より雪の流れ来るかも」である。 名古屋市千種区東山元町 東山植物園(8)万葉歌碑<大伴旅人> ●歌碑は、名古屋市千種区東山元町 東山植物園(8)にある。 ●歌をみていこう。 ◆和何則能尓 宇米能波奈知流 比佐可多能 阿米欲里由吉能 那何列久流加母 [主人] (大伴旅人 巻八 八二二) ≪書き下し≫我(わ)が園(その)に梅の花散るひさかたの天(あめ)より雪の流れ来(く)るかも 主人 (訳)この我らの園に梅の花がしきりに散る。遥かな天空から雪が流れて来るのであろうか。(伊藤 博 著 「万葉集 一」角川ソフィア文庫より) (注)天(あめ)より雪の流れ来(く)る…