何と言う壮絶な試合。 世界バンタム級統一戦、WBCチャンピオン中谷潤人対IBFチャンピオン西田凌佑。 日本人同士の対戦は過去のどの試合も、壮絶な戦いが繰り広げられたが、今回もまた期待を裏切らない、いや期待をはるかに上回る物凄いファイトとなった。 1Rから中谷は猛攻、猛攻、また猛攻。 形なんかどうでも良い。 もう喧嘩ファイト。 対する西田も負けていない。 対照的に、コンパクトなパンチを的確に決める。 見た目は中谷のぶんぶんと振り回すパンチの方が見栄えが良いし迫力十分だが、西田も打合いに応じて、12Rのペース配分なんて、両者全くお構いなし。 激しくて、中身が濃くて、見ているこちらも恐怖を覚える。 …