とうきょう総文2002の演劇部門で島根県立三刀屋高校の『永井隆物語』と茨城県立日立第一高等学校の『なぜ茨城は魅力度ランキング最下位なのか?』の2本を見た。 高校演劇を見るのは5年ぶりくらいになる。2年間ほどだが東京都の大会を中心に熱心に見ていた時期があった。思春期後期の年代の人間しかリアリティを持てない劇的表現というのはあるし、劇の内容やスタイルはバラエティに富んでいる、そして大会優秀校レベルになると演出の工夫や俳優としての練度も相当なもので見応えがある。しかもおおむね無料で見られる。しかし高校演劇にはまり込んでしまうと、自分にとってより優先度の高い他のスペクタクルを見る時間が浸食されてしまう…