昨日に続き、テアトル新宿の「時代劇が前衛だった」特集上映で、「雄呂血」(4Kデジタル修復版)を見てきました。阪東妻三郎が主演した1925年(大正14年)公開の無声映画です。以前にも見たことがありましたが、映画館で上映される貴重な機会でしたので見てきました。あらすじは、阪妻演じる浪人が主人公。彼は無頼漢(ならずもの)と恐れられ侮蔑されていますが、実は一度たりとも悪行を働いたことなど無い、自分の信念に従って正しく生きようとする善良な男。一方、町の衆から尊敬を集める侠客の親分こそが、希代の好色、女をさらっては手籠めにする真の悪党。ある夜、その毒牙にかかった哀れな夫婦を救ったがために、主人公は誤解され…