東京の図書館から、今回は小金井市立図書館のライブラリである、ヘンデル作曲の二重協奏曲を収録したアルバムをご紹介します。 出版された楽譜には「二つの合奏団のための協奏曲」と記載され、現在でもその言い方が通っていますが、実際には二重協奏曲というほうが適切なようです。つまり、合奏協奏曲の編成でソロを担当する器楽群が二つあることを意味します。 ja.wikipedia.org 3つの二重協奏曲からなる作品で、1747から48年にかけて作曲され、順次1748年の「ヨシュア」をはじめとするオラトリオの合間に演奏されたものです。その目的のせいなのか、ヘンデルの他作品の使いまわしと言っても、やはり1742年に…