高橋留美子のマンガ「めぞん一刻」の主人公。実家は、大衆食堂。手先は割と器用で、金魚すくいも得意とすることから、「お祭り裕ちゃん」と呼ばれたこともあったらしい。
一刻館でのあだ名は、浪人生ということで「浪人」。一刻館の住人らにイジられた挙句、五代が勉強中の部屋で酒盛りを始めるなど、彼の受難は続く。隣の四谷さんには、食事をタカられるなどの被害にもあっている。
管理人・音無響子に一目ぼれしたことから、彼の人生が変わっていく。浪人の末、某国立大学に補欠合格で入学し、勉学の傍ら人形劇のサークルで活動した。卒業後は内定企業が倒産し、保育園でのアルバイトを経験し、保育士を目指そうと決意。リストラに遭い、キャバレーで客引き兼保育担当として働きながら、保育士資格を目指す。
響子以外にも、七尾こずえや三鷹瞬などとの人間模様で、悩み傷つくことで人間的成長が見られる描写もある。保育士資格合格後、保育園に就職が決まり、やがて響子と結婚した。彼女との間に娘の春香がいる。