今日は、東大寺のすぐ北にある「五却院」(ごこういん)を紹介します。 (入口) このお寺は、重源が創建したものです。 重源といえば、平重衡によって焼き討ちにあった東大寺を復興した人物ですね。 このお寺の見所は、なんといっても本尊の五却思惟阿弥陀如来坐像(重文)です。なお,写真撮影は禁止されているので,写真はありません。ググれば画像が出てくると思います。 寺伝によると、宋に渡った重源が日本に戻るときに持ってきたものです。 しかし、お寺の係員によると、近年の調査の結果、材質が中国で使われるものではなく、どうやら日本で作られたものらしいと判明したとのことです。 制作年代については、重源の活躍した鎌倉時…