ある意味世紀の一戦だ。 スーパーバンタム級4団体王者井上尚弥とルイス・ネリの対戦が目前に迫ってきた。 ルイス・ネリは侮れない相手なのは間違いない。 山中慎介氏との対戦における二度に渡る愚挙で評判は地に落ちたが実力は確かだ。 しかし、今回の試合が決定した当初私はネリを相当危険な相手と思っていたが、時間が経つにつれ井上選手が負ける姿を想像出来なくなってきた。 怖いのは井上が不意にネリの一発を貰い、その後連打を浴びてしまうことだが、次第にそのようなパンチを貰う可能性は極めて少ないと思えてきたからだ。 過去数多くの日本人チャンピオンが強敵と言える選手との防衛戦を迎えた時は、試合が近づくにつれ不安が増し…