FIREまで、あと98日です。 さて、ちょっと前になりますが、「文藝春秋」11月号に、財務省の矢野康治事務次官が、「日本の財政赤字(一般政府債務残高÷GDP)は250%を超えており、世界各国に比べて傑出して高い。コロナ禍で生活が苦しい人が発生している非常時であっても、給付金などの「ばらまき」は反対で、税収に対して歳出が上回る「借金」は許せない」という論文を発表しました。まさに現役のトップ官僚が、分配という福祉重視を掲げる岸田内閣の基本路線を総選挙前に批判したため、同論文は注目を集めました。 これに対し、複数の方が異を唱えており、その中で、イェール大学 浜田宏一名誉教授の内容が一番わかりやすかっ…