芝木好子 著「京の小袖」 (講談社文庫)を読みました。 日頃、異星人が攻めてきたり、遺伝子を操作されたり、惨殺死体が転がっていたりする小説を主に読んでいますが、時々正しく文学的な作品も読みたくなってしまいます。😁 そんな折、私が読ませて頂いている数人の「読書系ブロガー」の中のおひとりが、この夏に初めて読んだと書かれていたのが、この「芝木好子」。 私は名前すら存じ上げなかった作家でしたが、調べてみると1914年(大正3年)生まれで、戦時中の1942年に芥川賞を受賞しているとのこと。1991年に亡くなられているけれども、晩年まで精力的に活動を続けられたようで作品も多数。 試しに読んでみるかと思い、…