数年ぶりの実質8問構成でした。 ただ、有機・高分子は割と解きやすかったことと、昨年度の第2問のような極めて難しい問題がなかったので、全体的な難度は昨年と変わらないか、やや易しくなったと思います。今回の第1問・第2問で顕著ですが、相変わらず京大は定量的考察を強く要求されます。このセットなら結晶の問題があってもいいのですが、今回は出題されませんでした。 第1問 (a) アルカリ土類金属に関する問題。後半の同定は計算が煩雑。うまく問題文が作られているので、必要な情報をちゃんと拾い上げられたかどうか。 (b) クロムに関する問題。反応式は十分な酸素があることから二酸化炭素が生じると推測することが可能。…