京都にある国立大学。旧帝国大学の一つ。通称、京大(きょうだい)。
本部は吉田キャンパス(京都市左京区吉田本町)にある。他に工学研究科の施設が集中する桂キャンパスのほか、大規模実験施設のある宇治キャンパスや熊取の原子炉実験所、犬山の霊長類研究所など京都を中心に各地に施設を持っている。
1897年(明治30年)6月。
1869年(明治2年)5月 大阪に舎密局(せいみきょく)開校
この間、理学所への発展や、洋学校との合併、開成所への改称
大阪専門学校への発展、大阪中学校への改称、大学分校への改称を経て、
1886年(明治19年)4月 大学分校,第三高等中学校と改称
1889年(明治22年)8月 第三高等中学校,大阪から京都へ移転
1894年(明治27年)9月 第三高等中学校,第三高等学校と改称
1897年(明治30年)6月 京都帝国大学創設
1949年(昭和24年)5月 新制京都大学設置
2004年(平成16年)4月 国立大学法人京都大学設立
10学部15研究科・学舎を擁する。
(これ以下は学部を付属しない独立研究科)
※医療技術短期大学部は2003年(平成15年)10月医学部保健学科へ改組。
これにより、2004年(平成16年)度より短大部は学生募集を停止。
京都市左京区吉田本町。大学本部の所在地。
全学部課程及びほとんどの大学院課程を本キャンパス内に設置。象徴的な施設には、時計台やクスの木などがある。
本部、北部、吉田南、西部、医学部、薬学部、病院の7構内に分かれている。
『本部構内には大学の象徴ともいえる時計台記念館をはじめ、
創立期の煉瓦造りの建造物から最先端ラボラトリーまであらゆる施設が混在。
歴史と伝統を継承しつつ最先端の研究教育が展開されている』とは大学側の弁だが、
単に「ごった煮」なだけである。
なお西部構内にある西部講堂は、一部の界隈では有名である。
京都府宇治市五ヶ庄。工学研究科やエネルギー科学研究科、
情報学研究科等の大学院課程の一部、
並びに防災研究所や化学研究所、エネルギー理工学研究所、生存圏研究所等の
自然科学・エネルギー系の研究所が置かれている。
学部は置かれていないが、一部の学部、学科では宇治キャンパスに所在する研究室に配属されることも可能である。
京都市西京区京都大学桂。2003年10月開設の京都大学3番目のキャンパス。
嵐山に程なく近い、桂の丘陵地に建設された。ちなみに京都大学桂は正式な地名である。
工学研究科及び情報学研究科がほぼ全面的に移転予定。
移転完了後は、工学部・工学研究科は学部課程と大学院課程とを、
名目上は別々のキャンパスで行うことになる。
『テクノロジーとサイエンスが融合する
新しい研究教育の場“テクノサイエンスヒル”の形成を目指す』と大学。
また、交通環境改善のため、大学側は京都市に地下鉄延伸を要請中である。
移転予定:
2003年10月・電気系専攻、化学系専攻
2004年9月・建築系専攻
2006年度以降・地球系専攻、物理系専攻、情報学研究科
当初は工学系の研究環境を大幅に改善し、研究のための建築物も大きくゆとりのあるものに拡張する予定であったが、バブル崩壊後構想は縮小され、単純な工学研究科のキャンパス移転になってしまった。研究環境は更新されたものの、面積はかえって狭くなってしまった。
近藤さん(はてな代表)
小松左京
綾辻行人
浅田彰
法月綸太郎
大岡昇平
松畑強
2001年 野依良治(化学賞)
1987年 利根川進(医学・生理学賞)
1981年 福井謙一(化学賞)
1965年 朝永振一郎(物理学賞)
1949年 湯川秀樹(物理学賞)
1970年 広中平祐
1990年 森重文