昭和58年12月京阪線は架線電圧が1500Vに昇圧された。それによりこのときかなりの数の車両が入れ替わった。600、1300、1700といった吊り掛け駆動の旧型車がいっせいに廃車となった。1300は戦後統制経済のもと運輸省規格型として作られたもので内装が木製のクラシカルな車両だった。デビュー時特急に使われたこともあったが、晩期は4連の支線運用が多かった。それでも当時の宇治線普通は三条まで乗り入れていたから最後まで本線で見る機会は多かった。 1枚目。その年の10月残りわずかの活躍となった1300系を四条で待ち構えた。すでに地下化工事は始まっている。下りホームが仮駅となっている。完成はこの4年後で…