Ω 𒀭𒎏𒄯𒊕 _ ゆく河の流れは絶えずしてしかももとの水にあらず _ まったく現し世というものは儚いばかり人々は絶えることもなく行き交いながら世俗はとめどなく移ろい近づいては離れそれはまるで河の流れのように切が無く水はサラサラと舞いおどり跳ね戯れてはひとときたりとも留まることを知らない ふと目蓋を上げてひとみを岸辺へ流せばすみの淀みに点ていさむ泡の大小数々が消えては浮かび割れては膨れを繰り返すそのさまはとても切なく小さく寂しげにそしてなんと尊く儚く琴線に触れようか 都会にのぼれば華やかな暮らしと喧騒と高層ビルのそこかしこに建ち並ぶ無遠慮さも永遠に生きつづけるかのように勇みけれどもこの猛々しい摩…