タイトル:今昔続百鬼 雲 著者:京極夏彦 評価:★★★★★ 京極夏彦の電子百鬼夜行シリーズ、30巻は、京極堂の物語ではなく、妖怪研究家として一度出てきた(どの話でかは忘れてしまいましたが(-_-;))多々良勝五郎さんの物語でした。といっても、いつも通り語り手は別の人……今回は彼と一緒にいろいろな場所へ妖怪の逸話を探して旅をしている沼上という男性です。 なんというか、物語の中で始終腹立てている人でした(-_-;) 物語は4編にわたり、やはり短編連作集なので、前作同様に読みやすかったです。今回は主人公がそもそも妖怪好き(貧乏で勉強は独学で本を読むことくらいしかできませんでしたので知識に偏りはあるよ…