昨年末に台風22号により甚大な被害を受けたフィリピン・セブ島。貧困地域であるスラムでは、台風の被災と、もともとの貧困により、なかなか元通りの生活に戻ることができません。というより、ガレキやブルーシートでとりあえず組み立てた家に住み、その後、政府から特に支援等もなく、そのまま困難な生活に落ち着いている状態です。自分が代表を務めているNGOでは、資金面から満足な支援を行うのはなかなか難しいのですが、被災地のスラムにおいて、できる限りの支援活動を続けています。日々の命をつなぐための定期的な炊き出しや、その時必要な生活物資の配給、倒壊した家屋を直すための物資の提供や修繕の手伝い等、ほんのささやかな力か…