国立長寿医療研究センター 介護者の負担を定量化するために、米・ペンシルベニア州立大学のスティーブン・ザリット教授が「介護負担尺度」を20年以上前に考案しました。 国立長寿医療研究センター(旧:国立療養所中部病院・長寿医療研究センター)は、これを翻訳して研究を進めました。「介護のために体調を崩したと思ったことがあるか」「介護にこれ以上の時間はさけないと思うことはあるか」など22の設問に、「思わない」から「いつも思う」までの5段階を0~4点で答えてもらいます。 負担を定量化することで、介護者に過度の負担がかからない方法を探ることができます。米国にザリットの尺度を使った研究がいくつかあり、国際的な比…