昔、取引所に立会場があったころ、仲立ち証券という証券会社がありました。 東証だと才取りさんが大証の仲立ちにあたります。 この仲立ち証券の方は、ある銘柄の注文を板に張り付けた紙に書いて集約・管理して、売り注文、買い注文が証券会社の場立ちさんから入ってきたら、板に管理した注文のうちもっとも優先するものと、証券会社の場立ちさんの注文とを対当させて約定させる、というお仕事をしておりました。 ある仲立ちさんはこんなことをやっていたらしいです。 板の注文が以下の状態のとき、仲立ちさんは400株の買い注文を証券会社の場立ちさんから受けました。 売り 価格 買い 100株 110円 100株 109円 100…