御船森の伝承 愛媛県西条市朔日市横黒(ついたちよこぐろ)石橋東側の細い道を北に向かって少し入ったところに小祠があり、西条史談会による「御船森(おふなもり)」の標柱が建っています。 この御船森については、『西條誌』の朔日市村の項に次のように記されています。 ○御舩森 御舩川御舩森と称するわけハ、往時伊勢の国より、伊曽乃ノ神を勧請せし時、神躰を乗来りし舩を、此処に埋めし也と云、六七間の間ダにて、樹木少々あり、少祠あり、小祠ハ、近世建たるにて、改帳等には不見ヘ、此ノ御舩森ハ、御船川の傍にあり、御舩川も、かの神の御舩着たるより、斯くハ呼ヒ来れるなるべしと云、官の御舩の事に関リたるにてハなし、此ノ川、並…