こんばんは、紫栞です。 今回は、島田荘司さんの『伊根の龍神』について、感想を少し。 あらすじ ネッシー研究会に所属する大学生・藤浪麗羅に「伊根に龍神が出るらしいので一緒に行きましょう」と誘われた作家の石岡和己。 祖父のコネで自衛隊の内情を容易に知り合える立場にあるという彼女の談によると、伊根では最近、海で大きな水音がしたり、潜水艦の画像に巨大な海蛇のような影が映ったりと謎の現象が起きていているらしい。 麗羅に促され、スウェーデンにいる御手洗にこの現象についての意見を電話で訊いてみると、何故か御手洗は「本当に危険だから伊根には絶対に行かないでくれ。命を落すよ」といつになく真剣に警告してきた。 御…