Ep.224 四日市近代イノベーションの発火点、旧・四郷村(Ep.213参照)。 誇り高き四郷(よごう)地区では、同地の歴史や郷土の偉人を顕彰する施設がある。 「四郷郷土資料館」である。 24年3月にリニューアルオープンした。 まず外観に目が行く。ここは旧四郷村役場だった。 1921年建設。アールデコ様式で、内部も洒落ている。 明治時代以降、欧米の技術を用いた役場が全国各地にできたとのことだが、現存しているのは珍しいようだ。 館内では偉人たちの紹介から始まる。 「新しいことに積極的に取り組む四郷の人々」 新進気鋭な気質だったようだ。 中でも代表的なのが伊藤小左衛門(5世。1819-1879)と…