常々、日本語は同音異義語が多すぎる、と思っている。 自説だが、日本人がそうそう困らないのは、 「頭に漢字を思い浮かべながら話したり、前後を推測しながら話したりしているから」 だと思っている。しかし、頭に漢字を思い浮かべながら話さない外国人には、日本語の理解はいかに至難なことか。 うちのアメリカ人旦那なんていつも、日本語の母音の少なさを嘆き、なんだかんだでみな同じような発音に聞こえる、どうして日本人はこれで不便しないのか、と文句を垂れる。 前にも書いたのだけど、正反対の意味なのに同音異義語だというのは、問題に過ぎると思う。 例えば「好天」と「荒天」。 または、「協業」と「競業」。 「昨日はこうて…