低域をどこまで必要とするかというのは頭が痛い問題で、オーディオは低域を欲張らないのであれば、世間で言われるほど大金がかかる趣味ではない。 低域を出す、伸ばそうとするから、大がかりなスピーカー、それに見合ったアンプ、そしてそれを受け止める部屋の問題が出てきて大騒ぎになるのですね。 「低域はほどほどで構わないよ」というのであればコストだけではなく、システムをまとめることも容易になる。セッティングだってシビアにやる必要はない。 部屋の容積の割に、低い方を伸ばそうとするから神経質な調整を長期間行うことになるのだ。 問題は、スピーカー選びの際、自身がどのくらいの低域の伸びと量が必要なのかを判断することだ…