起業の天才!江副浩正(感想文21-27)と同じ大西康之による著作。 本書の主人公は佐々木正(1915-2018)。ウィキペディアには、『日本の電子工学の科学者。シャープ元副社長。工学博士。「ロケット・ササキ」の異名を持つ。』とある。 同い年生まれは、ポール・サミュエルソン、柳宗理、市川崑、フランク・シナトラ。 のちにソフトバンクを立ち上げ日本を代表する起業家となる孫正義は、佐々木を「大恩人」と呼ぶようになる。iPhoneやiPadを世に送り出し、我々の生活を一変させたスティーブ・ジョブズもまた、佐々木を「師」と仰いだ。<中略>起業家たちの名は歴史に刻まれたが、彼らが革命を起こすのに必要なチップ…