1949年兵庫出身。パリ・ソルボンヌ大学大学院卒業。専攻は川端康成。
1981年パリ留学中に,オランダ人女子大生ルネ・ハルテベルトを殺害ののち食した「パリ猟奇事件」で世界を震撼させる。ラ・サンテ拘置所に拘留中に唐十郎と文通をはじめ,その記録をもとに唐が著した「佐川君からの手紙」は32万部の大ヒット,1982年度下期の芥川賞に。また,1983年に刊行された,佐川がラ・サンテ拘置所で綴った記録「霧の中」もベストセラーに。1984年,日本に強制送還。以後,「サンテ」「生きていてすみません」「蜃気楼」などの作品を著す。