友人と大阪で呑んだあと、赤ら顔で突撃したジュンク堂で購入した「『キング』の時代」。 『キング』の時代――国民大衆雑誌の公共性 (岩波現代文庫) 作者:佐藤 卓己 岩波書店 Amazon oldtypeossan.hatenablog.com 購入した直後に「面白い」と上のブログでも書いていますが、ほんまに面白かった。なのにおっさんの読書力が低くて時間がかかったのが残念です。 ものすごく雑にいうと、戦前に発行部数100万部を誇った巨大大衆月刊誌であった「キング」。その「キング」を読んでいた大衆が戦前の日本の「国民」として国民化されていく様子、そこで「キング」が果たした役割を、「キング」の発行元で…