こんにちは。沖縄の医療系ベンチャーで研究職に従事しているワーママ研究者、ChuraBioMed_Momです。 今回は、「ラテックス凝集反応(latex agglutination)」を活用した体外診断薬の開発について、私たちの現場での経験や研究開発のリアルな裏側を交えて、少し深掘りしてお話ししたいと思います。 ■ 見えない病気の兆候を“見える化”する技術 体外診断薬(IVD: In Vitro Diagnostic products)は、採取した血液や尿などから病気の有無や進行度を検出するために使われる医薬品です。中でも、ラテックス凝集反応を用いた検査は、その迅速性・簡便性・コスト効率の高さか…