今通常国会では、いろいろ積み残され(先送りされ)た問題もあったが、いくつか決着がついたこともある。そのひとつが「日本学術会議の特殊法人化」。本来「学術の知見を活用して社会課題の解決に寄与する」はずだったが、パンデミックや福島第一発電所処理水問題などに対応できず、その体制改革が求められた結果だった。しかし一部学識者らからの反発は非常に強く、高齢の学者さんたちが国会前で座り込みをする異常事態となった。 学者ら座り込み/学術会議法案採決許すな/国会周辺 私としては、今回の特殊法人化ではまだ上記の目的を達成できないと考えているので、もう一段の改革を求めたい。具体的には、法科・政治関連が専門の構成員が多…