事実上のタイ国営企業で経営破たんしたタイ国際航空は19日、更生計画策定人(プランナー)が策定した更生計画が同日開催された債権者会議で承認されたと発表した。 これを受け、タイ中央破産裁判所は今月28日に計画に関する審問を行う。破産裁が計画を承認、更生計画管理人(アドミニストレーター)を任命し、更生計画が始動する。 タイ航空は更生計画の詳細を明らかにしていないが、債務返済の一時停止、金融機関からの資金調達、人員整理、使用機材の削減、機種の削減などが柱と見られる。債務免除は求めないもよう。 タイ国際航空はもともと慢性赤字体質で経営が危機的な状況だったところへ、昨年、新型コロナウイルス感染症で航空需要…