すこぶるお天気のいい昼下がり、愛犬はお気に入りの木の下でとろけるように眠っています。近付いたら流石にサッと起きるけど、少し遠くを歩くくらいならピクリともしません。そっとそっと寄って行くと、いかにも眠そうな半開きの目で迎えてくれました。 由緒正しき猟犬である北海道犬の彼は、侵入者に気付いたら爆発的な力を発揮します。ハクビシンもイタチもアナグマも、愛犬のおかげで何度も追い払われて、表彰ものの活躍です。 だがしかし、彼の可動範囲で鹿の糞を見つけることは多々あります。若芽がかじられていることも多々あります。肉食の獣には敏感に反応するけれど、草食の鹿には甘くなるのは獣特有の臭いが違うからでしょうか。それ…