「鳥追い」(とりおい)は、 田畑の害虫を追うまじないとして、 夜や明け方に子供達が 手に手に「鳥追い棒」という 棒や拍子木、太鼓などを打ち鳴らしながら、 「朝鳥ほいほい、夕鳥ほいほい、 物を食う鳥は、頭割って塩つけて、 佐渡が島へ追うてやれ」 などと歌を歌いながら、 田畑などを囃して回るお祭です。 秋の収穫時には、スズメ、サギ、カラスなどに 作物を荒らされることが多いのですが、 年初に害鳥を追い払う 呪術的な行事をしておけば、 その効果が、秋にまで持続するという 言い伝えに基づいて行われています。 大人も参加して家毎にするもの、 子供仲間が集まって家々を訪問して歩くもの、 「鳥追小屋」とか「鳥…