栗羊羹と栗蒸し羊羹の元祖がほとんど隣り合わせ、というのが面白い。 成田山新勝寺の参道に明治⇒大正から暖簾を下げている、米屋(よねや)と米分(よねぶん)。 米屋については以前書いているので、今回は「栗蒸し羊羹の元祖」と言われる米分を取り上げたい。 実は5年ほど前に店内のイートインで味わっているが、そのときは期待したほどの感動の波が来なかった(失礼しました)。 今回は自分の舌をもう一度確認したい、と再訪した。 赤紫色の水引暖簾をくぐる。以前と同じシンプルな店構えときれいな店内。 「元祖栗蒸し羊羹」の隣りあたりからの柔らかな視線を感じた。ん? 「こよね」(生栗蒸し羊羹)の表記。あんこころがピコピコ(…