ヤミ金融に走った秀才東大生 今でも様々な出資金詐欺事件が続発しているが、それらの元祖とも言える有名な事件が光クラブ事件である。この事件は主犯が東大法学部の学生であったこと、さらに彼が最後に青酸カリで服毒自殺したことなどから有名であり、小説「白昼の死角」などの元ネタにもなっている。 主犯の山崎晃嗣は千葉で、医師であり後に木更津市長を務めることになった地元の名士を父に持っている。成績優秀な山崎は東大法学部に進学する。東大入学後も2年間で20科目中17科目で優を取得し、東大出身の総理大臣若槻禮次郎依頼の秀才と持て囃されたという。 しかし当時の学生は困窮しており、闇米の売買などに関わる学生もいたという…