英彦山における修験道儀礼の復活 英彦山神宮の神職である高千穂有昭氏が護摩祈祷を復活させました。護摩木の炎、吹き鳴らすほら貝 英彦山の修験道が150年ぶり復活:朝日新聞 これまでも神仏習合「的」な儀礼はよく見られましたが、それらは本当の神仏習合とは言えません。例えばA神社とB寺院が一緒に儀礼を行ったとしても神職はA神社の宮司の指揮に従い、僧侶はB寺院の住職の指揮に従うなど指揮系統は別々です。中世の文書を見ればわかるように、信仰・儀礼・思想などが複雑に絡み合いながら一体化してはじめて「神仏習合」と呼べるのであり、指揮系統が統一できていないものを神仏習合とは呼べません。さすがにプロの神職や僧侶はその…