国家支出で、つまり税金で、燃料油価格激変基金が3兆円もある、と今朝の朝日新聞で知り、驚きました。現在の日本の国家予算は110兆円程度で、年間3兆円以上の売上のある企業となると、日本に50ほどしかありません。利益が年間3兆円もある企業など、日本に一つもありません。それほどの大金が、ガソリン価格の値下げのために、1年半程度で使われているそうです。 経済産業省資源エネルギー庁のHPによると、「小売価格の高騰を避けるため」らしいです(一方で「価格を引き下げる制度ではありません」と書いているので、意味不明です)が、日本はデフレ脱却に20年以上も戦ってきたのですから、インフレを抑制することはないでしょう。…