『八木幣二郎』による一種「CI」を想起させる展覧会。 「新しい印刷技術で超色域社会を支えるノーヒンです」とも書かれており、実存する会社「NOHIN/ノーヒン」を題に取ったようにも思えるが、当然、実在の「大日本印刷(gggの運営母体)」をモチーフとした壮大なギミック。 館内に入った途端にそれはうかがい知れ、思わずにんまりとするのだが、中には【地階】に掲示のキャプションを見て初めて気づく人もいるよう。 それほどリアルに近い出来、とのことか。 当該社のポスターに始まり研究着、封筒等のステーショナリー、更には、プロダクトを生み出す機器までもが創造され展示。 【地階】の展示も、近似の水平思考をポスターで…