GITANESは本のお供。それとは無関係に・・・。ちょっと調べたらもうかなり以前のことだった。1991年だったらしいが、その頃は会社の一部門であるレンタルビデオ・CD・本屋 という業態の店に左遷されている時期だった。「夏姫春秋」という本が平置きされていった。直木賞受賞作だったのだから、大量に並んでいても当然だった。でもどういう訳か、その本をまったく手に取ることがなかった。タイトルからなんとなく「お姫様が苦労するんだろう」てなことしか連想できず、それ以来宮城谷昌光という作家の本はなぜか読まないまま過ごした。2001年ごろにやっと氏の文庫「太公望 上中下」を読んだ。面白いことは面白かったのだが、中…