中国古代、道教の思想の中に不老不死があります。 それを求めて五金八石、水銀や鉛ほかを入れて薬をつくったそうです。このことを「外丹」と言います。当然ですが、水銀や鉛などの入った薬を服用した皇帝が相次いで短命だったそうです。 それに対して人の身体を薬を作る入れ物に見立て、その入れ物の中で気功や太極拳など修練して丹を練り、不老不死の薬を身体の中に作ることを「内丹」といいます。 中国の武当山は道教の聖地として有名ですが、太極拳の創始者と言われる張三豊が不老不死の仙人の境地を目指して修行したところです。今でも数多くの道士たちが修行を続けています。 私たちも不老不死ではなくとも、健康長寿目指して練功を重ね…