合本 翔ぶが如く(一)〜(十)【文春e-Books】【電子書籍】[ 司馬遼太郎 ]価格: 7235 円楽天で詳細を見る 【あらすじ】 明治新政府が設立して間もなくの頃。手探りで「国つくり」を行なう中、薩摩藩士の川路利良は、パリ留学中の経験から国民の治安維持を図る警察組織の必要性を考えていた。まだ戦塵が残る今こそ必要と感じていた。上司の大久保利通に建策すると、「たちんこんめ」(太刀が来る前に迅速に)行なうよう指示を受ける。 明治新政府で実質的な首相であった大久保は、大蔵卿から治安維持を担う内務卿へと役職が移り、国政を担っていた。氷山のような冷徹さに果断な実行力を持ち合わせた男。内務省に大久保の靴…