20年前に発行した桜色の『図書館だより 2003春/No.19』(平成15年4月発行)、その巻頭に金子みすゞさんの詩を掲げました。 *** 《蜂と神さま》 蜂はお花のなかに、お花はお庭のなかに、お庭は土塀のなかに、土塀は町のなかに、町は日本のなかに、日本は世界のなかに、世界は神さまのなかに。 そうして、そうして、神さまは、小ちゃな蜂のなかに。 ~・~・~・~ 今年は童謡詩人・みすゞ生誕百年の年。彼女の美しく清らかな魂に出会う時戦争の悲惨さ、愚かしさ、空しさに誰もが気づかされることでしょう。平和という言葉の崇高さ生命の不思議のつながりを考えるセンス・オブ・ワンダーの図書館でありたい。 共に育てま…