夏日がまぎれて、なかなか秋の判定も難しい感じの日々が続いた。それでも茶の湯では炉開きが行われ、亥の子餅が食べられる。日付が決まっているからだ。涼しくなったので、炉にしますか、ということではない。亥の月、亥の日に炉が開かれる。今年も亥の子餅とおぜんざいをよばれた。 鏡餅のポーズ。 北鎌倉にも観光客が増えてきた。山を歩く格好の方も多い。紅葉狩りだろう。禅寺に紅葉はよく似合う。枯れた美しさが古刹の雰囲気と合うのだ。円覚寺は、階段で記念撮影をされている人たちで賑わっている。 北鎌倉駅前。 ユクはもちろん、紅い葉などには興味がない。ひたすら地面や木の根っ子あたりの匂いを嗅いでいる。観光客が連れている犬た…