体力の衰えなどはまったく感じていないのだが、身体中に痛いところが増えてきた。格闘技のこともあるが、加齢もその要因を大きく占める。膝が痛い、首が痛い、指や手首が痛い。体が温まると痛みのことを忘れる。忘れているだけで、治ったわけではないので、もちろん、あとでまた痛くなる。そんなことの繰り返しだ。 あと何年のあいだ、柔術を楽しめるのだろう。よくそんなことを考える。スポーツや格闘技はいつかできなくなるときが来る。趣味だとしても引退するときが来る。筋肉痛という言葉を知らなかった十代のころには考えもしなかった思考だ。「あと何年できるのか?」 今週は満開の桜を見ながら散歩した。入学式や入社式などがある時期で…