《前回からのつづき》 blog.railroad-traveler.info 国鉄の「冷凍品を貨物列車で輸送し、需要を取り込もう」という発想と、それに対応した冷凍品輸送用の冷蔵車の開発は、まさに時代を先取りした斬新なものだったといえます。それは、在日米軍の冷凍食品などの輸送から得たアイディアであり、冷凍食品を始めとする冷凍品は、日本の国民生活に欠かすことのできない存在になりうるという予想から出たものでしょう。たしかに、その発想と予想は的を射るものでした。事実、今日、私達の生活の中に冷凍品は数多くあり、それを輸送するコールドチェーンは物流の一つとして確立されています。 しかし、これだけ斬新で先を…