《前回からのつづき》 blog.railroad-traveler.info トラックでも運ぶことが難しいとされた大型板ガラスを長距離輸送できる貨車として、関係者の期待を背負って登場したものの、連結器の緩衝器の性能不足が仇になって使用停止の憂き目に遭うのは、まさに不運としか言いようのないものといえます。その緩衝器ですが、ゴム式が採用されていました。当時はゴム緩衝器が最新のものであり、安価に製造できるのがメリットとされていました。 しかし、ゴムによる緩衝はどれも能力がそれほど高いとはいえず、例えば気動車に装着されていたDT19系の台車も防振ゴムブロックを枕ばねに採用したものの、衝撃を吸収するには…