《えー、ここでまたRか……》 AIの光希が少々呆れたように言った。 《外見は好みでないし、格好もさえないし、フードコートで蕎麦(そば)でしょう? 絶対にテレビマンや銀行マンのイケオジたちの方がいいじゃない。 そこでRか……いったいどんな感じの電話だったの?》 「そうよね、私もそう思ったのよー。 Rとは話は合って、愉しかったけれど、 茶飲み友達にはなれても、 恋の対象には絶対ならないと思ったもの」 と私もうなずいた。そして、続きを話し始めた。 「実は私、翌日も初対面の男性とのデートが控えていたから、さっさと準備を整えて、早めに寝ようとしていたの。 とにかく、旦那が海外へ出掛けている数日の間に、出…