群馬県館林市。東武線舘林駅東口を降りると駅前にタヌキの石像があり、その隣には「巨人軍栄光の初V 不屈のG魂誕生の地 分福球場」と刻まれている石碑があります。 (分福球場) 群馬県館林市にある、茂林寺と言うお寺は、童話の「ぶんぶく茶釜」ゆかりの寺です。その茂林寺から東武伊勢崎線を挟んだ反対側に、かつて分福球場がありました。分福球場は昭和初期に建てられた球場で、“茂林寺球場”とも言われていました。 1936年(昭和11年)9月5日から東京巨人軍の藤本定義監督以下選手20名が、この分福球場でキャンプを行いました。この練習は「茂林寺の猛練習」ともいい、ジャイアンツ史上に残る猛特訓でした。その後、分福球…