NHK『首都圏ナビ』で、切手デザイナーという仕事を紹介していました。 「切手デザイナー」というネーミングで呼ばれるようになったのは郵政民営化からです。 日本で切手が盛んに発行されるようになったのは、戦後のこと。 特に昭和24(1949)年、郵政省ができてから、さまざまな図柄の切手が登場しました。 昭和30年代からは切手ブームも起こり、バリエーション豊かな切手は、人々の心を掴んで夢中にさせました。 私の母もそのひとりでした。 記念切手発売日には、郵便局の前に並んだものです。 意外だったのは、戦後から現在までの75年間で切手のデザインを行った人は、わずか20人あまりだということです。 限られた人た…