退職する刑事たち(当時)のほとんどが口にするのが 「苦労かけた女房と温泉めぐりをしたい」 この言葉を聞いたNHKの番組スタッフが 本物の刑事の姿に近いドラマを作ろうと 元警察官に具体的な捜査現場や、捜査本部内の配置 心情的な部分まで取材し リアルなセットや捜査の実態を再現したといいます とはいえテレビドラマの90分の尺の中で ベテラン刑事の過去と現在 交番で巡査が殺された事件と、その巡査の妻と子 バブル崩壊後の土地売買のトラブルといった社会的背景 全て描ききるのは、やはり無理があったような気がします 肝心の事件解決の謎解きもなく、ストーリーの面白みに欠ける ここは健さんとタイマンを張れるくらい…