あれからもう2年も経つのか。2年前京都文化博物館の「さまよえる絵筆:東京・京都 戦時下の前衛画家たち」展を観ていたオタどんは、たまげた。前衛画家吉井忠に関する展示の中に、『アジア復興レオナルド・ダ・ヴィンチ展覧会解説』(日本世界文化復興会、昭和17年8月)があり、吉井の日記によればダ・ヴィンチ展を4回も観ていたという。昭和17年に開催されたこの展覧会を観た人が残した記録については、私は「昭和17年アジア復興レオナルド・ダ・ヴィンチ展を観た人達ーー高良とみの長女や『情報と謀略』の春日井邦夫氏も観ていたーー - 神保町系オタオタ日記」でまとめている。しかし、春日井邦夫を除き複数回観た人はいなかった…